2024年10月に上場した東京メトロ(東京地下鉄、証券コード9023)。我が家も株主になっていて、6月頃に届いていた株主優待を使う機会がようやくできたので紹介します。
今回使用したのは「地下鉄博物館」の入館引換券と「株主優待乗車証」(全線片道きっぷ)です。
先に正直な感想を言うと、優待はどれも金額としては小さめで、「おまけ」くらいに考えておくのがちょうどいいです。ただ、配当も含めて考えると、東京メトロをよく使う家庭なら持っていて楽しい株だと感じています。
この記事では、届いた優待の中身と、実際に使ってみた感想をまとめます。
東京メトロの株主優待は「200株以上」から|100株では何ももらえません
まず一番大事な注意点です。東京メトロの株主優待は、200株以上持っていないともらえません。
株は100株単位で買うので、「とりあえず100株」だと優待はゼロです。優待目当てで買うなら、200株からと覚えておいてください。

届いた優待の中身|乗車証3枚と、4種類の優待券
3月末の基準日で200株以上持っていると、6月ごろに次のものが届きます。
| 優待 | 枚数(200株〜) | 内容・条件 | 有効期限 |
|---|---|---|---|
| 株主優待乗車証 | 3枚 | 東京メトロ全線、1枚で片道1回乗れる | 同じ年の12月31日 |
| 地下鉄博物館 入館引換券 | 5枚 | 1枚で1人分の入館 | 翌年6月30日 |
| そば処めとろ庵 かき揚げトッピング無料券 | 3枚 | そば・うどん1杯につき1枚 | 翌年6月30日 |
| メトログリーン東陽町(ゴルフ練習場) 入場料無料券 | 5枚 | 平日限定、1日1枚 | 翌年6月30日 |
| ECサイト「メトロの缶詰」300円引きクーポン | 1枚 | 税込3,000円以上の購入で使える | 翌年6月30日 |


株主優待乗車証は、9月末の基準日にも3枚もらえます(12月ごろ届いて、翌年6月30日まで有効)。つまり200株なら、乗車証は年に6枚です。
なお、乗車証の枚数は持ち株数で増えます(400株で6枚、600株で9枚…)。4種類の優待券は3月末基準の年1回だけで、枚数は株数によらず同じです。
最新の内容は、公式サイトで確認してください。
地下鉄博物館の入館引換券を使ってみた|窓口で切符に引き換え
今回、メインで使ったのが地下鉄博物館の入館引換券です。地下鉄博物館は東西線・葛西駅の高架下にある、東京メトロのグループの博物館です。
使い方はかんたんで、入口の入館券売り場で引換券を渡すだけ。1枚につき1人分の入館券(「優待券」と書かれた切符)に引き換えてもらえます。

この切符を、本物の駅と同じような自動改札機に通して入館します。子どもは自分で切符を入れて改札を通るのも楽しめますね。

地下鉄博物館の入館料は、大人220円・子ども(4歳〜中学生)100円です。もともと安いので、引換券を使って浮くのは家族で数百円。それでも、1枚で大人1人分になるので、5枚あれば家族で2〜3回は行けます。
館内の様子や、子連れで行くときの注意点(休憩室は食べ物禁止など)は、別の記事に詳しくまとめています。
→ 【地下鉄博物館】子連れで行ってみた|入館料220円、所要時間は1〜2時間、飲食禁止に注意
地下鉄博物館の引換券は有効期限が翌年の6月30日までと長めです。5枚あるので、雨の日のおでかけ用に取っておいて、祖父母と一緒に行くときなどに使うのもおすすめです。ほかの割引との併用はできません。
株主優待乗車証(片道きっぷ)を使ってみた|どこまで乗っても1枚で片道1回
もうひとつ使ったのが、株主優待乗車証です。東京メトロの全線で使えて、1枚で片道1回、乗る距離に関係なく乗れます。
今回は、地下鉄博物館へ行くときに東西線の西船橋駅〜葛西駅で使いました。
使い方はとてもかんたんで、送られてきた乗車証を、普通のきっぷと同じように改札機にそのまま通すだけ。窓口で何かを見せたり、引き換えたりする必要はありません。
JRから乗り換えるときは、一度改札を通し直す必要があります
ひとつ気をつけたいのが、JRなど他社線から乗り換えるときです。
SuicaなどのICカードなら、JRから東京メトロへ改札を出ずにそのまま乗り換えられます。でも、優待乗車証を使いたい場合は、そのままでは使えません。乗換駅で、
- 有人改札で駅員さんに「優待乗車証を使いたい」と伝える
- 一度改札を出てから、あらためて乗車証を改札機に通して入場する
のどちらかが必要です。
帰りも同じです。葛西駅から乗って途中でJRに乗り換えるときは、乗換駅で乗車証を改札機に通していったん改札の外に出て、あらためてJRの改札から入ることになります。
西船橋駅のようにJRと東京メトロが同じ駅にある場所では、ICカードだと乗り換え改札をそのまま通れてしまいます。優待乗車証を使うつもりなら、乗り換え改札は通らず、一度外に出ると覚えておくと迷いません。子連れで荷物が多い日は、少し時間に余裕を持っておくと安心です。
使ってみて感じたポイントはこちらです。
- 距離に関係なく1回分なので、遠くまで乗るときに使うほどお得
- 東京メトロの路線だけで使える。他社線に乗り継ぐと、その分は別に払う必要があり、乗換駅で改札を通し直す手間もかかる
- 3月末基準分の有効期限は12月31日まで。年末に使い忘れないように注意
東京メトロのきっぷの運賃は、距離によって180円〜330円です(2026年10月時点の大人運賃)。1枚の価値は最大でも300円ちょっとなので、正直「ちょっと得したかな」くらいの感覚です。
優待乗車証は長い区間に乗るときに使うのがコツです。近い駅までならICカードで払って、乗り換えなしで端から端まで乗るようなおでかけの日に取っておくと、1枚あたりの価値が上がります。
優待をお金に換算するといくら?|全部使っても数千円
200株の場合で、優待を全部使ったときのざっくりの価値を計算してみました。
| 優待 | 枚数(年) | ざっくり価値 |
|---|---|---|
| 株主優待乗車証 | 6枚(3月・9月で3枚ずつ) | 1枚180〜330円 → 約1,100〜2,000円 |
| 地下鉄博物館 入館引換券 | 5枚 | 大人220円×5 → 約1,100円 |
| めとろ庵 かき揚げ無料券 | 3枚 | かき揚げ分×3 |
| ゴルフ練習場 入場料無料券 | 5枚 | 入場料×5(平日のみ) |
| メトロの缶詰 300円引き | 1枚 | 300円(3,000円以上の買い物で) |
我が家ですと、実際に使えるのは乗車証と地下鉄博物館、めとろ庵くらい。めとろ庵もおそらく年1で使うか使わないかくらいなので、全部合わせても、年に数千円ほどです。
200株を買うには、株価1,500円前後なら30万円くらいかかるので、優待だけを目当てに買うと、正直そこまでお得ではありません。優待はおまけ程度と考えておくのがいいと思います。
配当利回りは3%前後|我が家が持っている理由
それでも我が家が東京メトロ株を持っている理由は、配当です。
東京メトロの配当は、2027年3月期の予想で1株あたり年44円(中間22円・期末22円)。株価1,500円前後なら、配当利回りは3%前後になります(2026年10月時点。利回りは株価によって変わります)。
200株なら、配当は年に約8,800円(税引き前)。これに優待の数千円分が乗ってくるイメージです。
鉄道会社なので、景気がよくても悪くても毎日たくさんの人が乗る、という点で、比較的安定した会社だと個人的には思っています。そういう意味で、普段から東京メトロをよく使う人や、電車好きの子どもがいる家庭なら、「配当をもらいながら、優待でちょっと楽しむ」株として持つのはありかもしれません。
※株価や配当は変わります。投資は、ご自身の判断でお願いします。
まとめ|優待はおまけ、配当と合わせて楽しむ株
東京メトロの株主優待を使ってみた感想をまとめます。
- 株主優待は200株以上から。100株では何ももらえないので注意
- 届くのは優待乗車証(年6枚)と、地下鉄博物館・めとろ庵・ゴルフ練習場・メトロの缶詰の4種類の優待券
- 地下鉄博物館の引換券は窓口で入館券に交換。自動改札で入館できて子どもも楽しめる
- 優待乗車証は東京メトロ全線で片道1回。長い区間に乗るときに使うのがお得
- 優待はどれも少額で、全部使っても年に数千円。おまけ程度に考えるのがちょうどいい
- 配当利回りは3%前後。東京メトロをよく使う家庭なら、配当+優待で楽しめる株
優待を使って行った地下鉄博物館の様子は、こちらの記事にまとめています。子連れで行くときの注意点もあるので、あわせてどうぞ。
→ 【地下鉄博物館】子連れで行ってみた|入館料220円、所要時間は1〜2時間、飲食禁止に注意
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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